こちらハワイも表面的にはなにも変わらない毎日に見え、夜外で星を見ながらうちの猫のトラコといたりすると、「ここは平和だよね」って思ってしまいます。でもその平和な気持ちをその時ちゃんと自分の中に受けとめることが大切なのかもしれない。イラクの戦争という事実を受け止めるということが、そこで起きているであろう人々の痛みを私達が抱いて、毎日生きることではないと思うんです。そういう痛みとかを自分達が義務感のように感じてあげることが、そこで苦しんでいる人達に対する思いやりだということじゃないと思うんです。痛みを一緒に感ずるは、むしろその痛みを大きくしてるような気もします。平和というのが可能なんだということを胸に感じ、ましてや、日常の中ではTVをつけないかぎり、戦況など見えないし感じないのだから。そういう中、平和な世界に身を置いている人達がこの地球上では多いわけで、その事実が、ある意味では、平和をフォーカスにおいた世界を、平和を信じた者たちが、実際に作っているってことかもしれません。先日の平行世界を考えれば。同じ次元にいても、たとえば、この宇宙のどこか私たちが知らない所で、戦いが起きていても、知らないから感じず、平和だと思えるのと同じで、違う世界を作り出すことは可能ということかもしれません。
実際には、戦争が起きていることを忘れることなど、みんなできないと思います。でも目の前にある「平和」を受け取り、信じ、それが世界中に広がることを信じることが、世界中の人が平和を選択する日が来るための最高の働きかけかもしれません。 |