UNISON HAWAII

自分への愛をすすめる会会報  

2004年12月30日

NO.3 VOL.2

 

 

自愛学講座

Class 3

 

ニューエイジ:神秘のヴェールがとれる時

 

神秘というのは時にドキドキするうれしいものであったりする、というのは確かなことだと思います。ただ、そのヴェールが私達を「あなたはそのヴェールの中に入ることはできません。あなたはそういう能力も資格もないからです。」というような象徴として君臨してしまったら、これはただ上下や階級を作りたい人達の道具になってしまう気がします。

 

そういうことがオールドエイジでは多かったのではないかと思います。よくニューエイジというのは「嘘が通じなくなる時代、暴露される時代。」と聞きましたが、道具としての神秘も含めいろいろな「嘘」が、ただの作り事だったと思わせる現象がたくさん今起きている気がします。

 

ひとつには皇室やロイヤル・ファミリーと言われている人達の間で最近顕著かもしれないと思うんです。日本の皇室も皇太子さまと雅子さまが、避暑地で普通に二人で車に乗り、レストランへ行ったり、公園に現れたりと、一般市民と同じ行動をしようとしている節が見受けられます。それにより日本の国民が驚いているという状態です。(特に私の親達の世代にとっては、皇室は雲の上の人だったわけですし。)

 

そして、英国のダイアナ妃が生前に受けたインタビューが米国でつい最近公開され、とても人間らしい一面を見せてくれました。チャールス王子との性生活についてというような、大変プライベートな話まで出るほど、彼女がとてもリラックスし、インタビュアを友人のように信頼しているというのが分かる話し振りで、それを見ているだけでも、日頃TVなどで報道されている、かしこまった姿とはまったく違う一面でした。特に、いろいろなボランティア活動で社会的貢献をしている彼女に、どうしてああいう活動をしていたのかと聞いた時、彼女は「だって、他に何もやることなかったんですもの!」とティーンエイジャーのようにケラケラと笑いながら話したんです。それを見てほっとした私がいました。この人は本当に普通の人だったんだ、って。こういうことはごく当たり前のことなんですが、何かTVとかのかしこまった姿ばかり見ていた私には、知らないうちにそこから出ているオーラで神秘のヴェールが作られていたんだなと思いました。もちろん真面目にそういう活動に取り組んだ方々にはショックなシーンだったかもしれませんが、ロイヤル・ファミリーだからと言って、清く正しく美しく、のような絵に描いたような生活ができるわけはないです。そして、彼女の名誉のため一言加えれば、ボランティア活動に対し彼女も真面目に取り組んだことは確かだと思います。そして、実際、彼女は過食症だったというような話も知られていますが、そういう話が出ても、まだ、私などは見えないヴェールに惑わされていたように思います。この辺は頭で理解していても、まるで魔法のように、「きっと私とは違う想像もできないような世界に生きているんだろうな」と思わされてしまう部分でした。(これも自分を卑下することが癖になった現代人である私のなせる業だと思います。)

 

また、このスピリチュアルな世界においても同様なことが起きているように思うんです。上下を作る必要のないニューエイジという象徴ではないかと思います。かつては、霊能力、サイキック力というのは特定の人だけが持っている力であり、持っていないと信じている人からみれば、神秘のヴェールの中にありました。私も思いっきり自分にはそういう能力がないと思い、能力のある人をうらやんでいた過去でした。しかし、どういうニューエイジ系のワークショップやセミナーに出ても、みなさん声を揃えて、サイキック力は全ての人が持たされた能力ですと言い、その能力は使わないから使えないんですとおっしゃいます。そうなんだと頭に入れながらも、自然と人を癒せる力を持ってしまいましたというような方にお会いしたりすると、やはり、自分の中がぐらついたりしました。やっぱり「特別な」能力を持った人がいるんでは?と。

 

しかし、今年に入り、仕事上で出会ったスピリチュアル・ティーチャー達を見ていて、悟らされたことがあります。私のようなサイキック力が使いこなされていないと思う人であろうと、はっきりと使えるレベルにある方であろうと、目に見えない世界につながるということは可能であり、それを感じても、感じなくても、同じ事であり、目に見えない世界に存在するお助け隊は常にいてサポートしているのは確かなんだ、と言うことです。肉体レベルでビリビリするとか、暖かくなるとか、何かが見えるとか、聞こえるとか、そういうことがたとえ一切なくても、この事実は変わらないということです。私達が目に見えないエネルギーの体、オーラを持っているということがひとつの証だと思います。

 

目に見えない世界につながる唯一の方法は、「目に見えない世界につながることが自分はできる。自分は常にそちらからのサポートを受けているんだ」と信じること、それだけなんだというのが分かりました。それさえできれば、目に見えない世界と連携を取ることは日常茶飯事、可能になり、その上で地球で生きるという魂のプロジェクトを進めていけば、最高の結果が得られると言うことだと思うんです。

 

私達は、目に見えない世界を20世紀「科学やハイテクの発展」の下忘れさせられてきました。今、私達はその目に見えない世界にも私達自身が存在しているということを再び思い出させられる時に来ていると感じます。

 

どんな社会的、経済的立場にいても、どこに生まれようと、人は人であるということを地球の住人である私達一人一人が知る時なんじゃないでしょうか。そういうことが、世の中には上下はなく、自分を卑下する必要がないという理解にもつながり、引いては、自分を受けとめ、愛する方向へ行く大きな助けになると私は信じます。

 

ただ無心に信じ、私達がエネルギー体であり、目に見えない世界にも存在してるという本来の姿に目覚めましょう。

 

先日、エネルギーワーカー/サイキック・リーダーであるシャンタ・ゲーブリエルがこう言っていました。この言葉をみなさんにお伝えし終わりにしたいと思います。

 

「自分を幸せに平和にすることが、地球を癒すことそのもの。」

 

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